たび猫の子連れ台湾旅行記

タイペイ101タワーへ

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次は“タイペイ101タワー”へ。
ここには前回も行ったことがあるけど、今回は両親のための旅行でもあったので、両親のためにまた行くことにした。
タイペイ101の話をしたら、父が
「ぜひ行きたい。すぐ行きたい。ほら行くぞ!」
と言うので(いつものことだが、かなり強引に。
しかもいつものことだが、あまりよく考えず、気分でものを言う。

 

ホテルからタクシーに乗って、タイペイ101に向かう。
生憎、夕方という時間帯だったため、道路はものすごく混んでいて、途中から全然進まなくなってしまった。
運転手さんは途中で道を変更し、かなり遠回りをして、やっとタイペイ101へたどり着く。
混んでなければそれほど時間がかからなかったところ、料金も時間もかなり多めにかかってしまった。
タクシー代250元。

 

タクシーを降り、目の前に聳え立つタイペイ101の迫力を見て、両親は大喜び。

 

タイペイ101タワー

 

タイペイ101タワー

 

記念写真を撮ってから建物の中に入る。

 

おしゃれなショップ内を通って、展望台の入り口へ向かった。

 

タイペイ101の中

 

展望台エレベーターへ

 

前回来たとき、ショップのあたりはあまり人がいなくて、がらんとした印象だったけど、今回はけっこう混んでいた。
時間帯にもよるのだろうか。

 

展望台への入り口のところに来ても、やはりそこも前回にくらべすごく混んでいた。
展望台へのエレベーター乗り場には、長蛇の列ができているほど。

 

長蛇の列

 

私たちもチケットを買い、その列に並ぶ。
ちなみに展望台への入場料は、大人一人400元。
こういうところはさすがに高い。
4人だと1600元になるので、けっこうな出費だ。

 

展望台への入り口で記念写真

 

エレベーターを待っている間に、記念写真を撮るコーナーがあり、ここであれよあれよという間に、強制的にグループの記念写真を撮られる。

 

展望台の記念写真

 

調子の良い若いお兄さんが、「はい、笑って〜!」なんていいながら、どんどん写真を撮っていくのだ。
ここでは台湾人のお客さんも多いらしいのだが、お兄さんはぱっと見れば、台湾人か日本人かすぐわかるらしく、日本人のグループにはちゃんと日本語で声をかける。
私たちのちょっと前にいた日本人の若い女の子たちにも日本語で声をかけていたし、私たちにも迷わず日本語で声をかけていた。
そんなにわかりやすいのだろうか?不思議である。

 

そしてここで撮った写真は、展望台の上で受け取れるらしく、欲しければそこで買う仕組みになっている。
前にはこんなコーナーなかった。

 

しばらく並び、やっと私たちがエレベーターに乗る番がきた。
エレベーターはあっという間に、展望台のある89階に行く。
それはもう驚くほど早い。
なのに、体には全然その速さを感じさせない。
耳が多少つんとするくらいで、圧迫感みたいなものはないのだ。
すごい技術だと思う。

 

タイペイ101の展望台

 

89階の展望台に着くと、そこもまたたくさんの人で混んでいた。
前回は無料の音声ガイドを借りたけど、両親もいらないというので今回は借りず、適当にぶらぶら見ることにした。

 

外はもう暗く、夜景が見えたものの、今日は天気が悪く雲が多くてあまり遠くまで見渡せなかった。

 

あいにくの天気

 

それでも暫くして暗くなってからの夜景は、それなりきれいだった。

 

展望台からの夜景

 

近くにカフェがあり、そういえば展望台のチケットを買ったときに、このカフェのカフェラテ半額券をもらっていたので、せっかくだからここで休憩することにした。

 

展望台のカフェ

 

半額券があるのに、カフェラテ1杯90元(元は180元もするのか?!)。
半額でも300円以上するのだ。
台湾の値段からすると全然安くない。
ちょっとびっくりの値段だった。
寒かったので体を温めるにはすごく良かったけど。

 

カフェラテ

 

ぶらぶらしていると、そのうちさっきエレベーター待ちしているときに撮られた記念写真を売っているところに出くわした。
せっかくだから、写真の出来ばえを見てみることにした。

 

するとただの家族の記念写真ではなく、タイペイ101タワーの風景写真と家族が上手く合成された、思ったよりも素晴らしい出来ばえの写真だったのだ。
しかも周りの背景がきれいな青空バージョンと、タイペイ101タワーのところから花火が華やかにあげられているものと2種類あったのだ。

 

2枚買うと600元という観光地値段なのだけど(2000円くらい?)、すごくきれいに撮れていたし、両親の記念にもいいと思って両方買うことにした。
私たち夫婦はこういう写真はほとんど買ったことがないので、本当に珍しいことだ。
それだけ出来ばえがよかったということでもある。

 

両親に背景が花火のほうをあげ、私たちは青空バージョンをもらう。
たまにはこういうベタな記念写真もいいかもしれない。

 

タイペイ101の88階

 

89階の展望台をぐるっと見た後、88階にも行ってみる。
88階へは階段で移動。
ここにはこのビルの耐震装置の役割をしている大きなボールが置いてある。

 

免震ボール

 

そこを抜けると宝石類を中心にしたお土産ショップがあったりする。
そこをぐるりと見て周る。

 

宝石店

 

宝石店

 

私たちは前回も来たからいいのだが、展望台も88階のほうも、ゆっくりじっくり見て周らないうちに、父はさっそく飽きたのか「もう帰ろう」と言い出した。

 

これ、いつものこと。
父はどこかに出かけたりするのは大好きなくせに、すぐ飽きるのか、出かけるとなぜかいつもすぐ「もう帰ろう」とわがままを言い出し、しかも強引で自分の意見を押し通すところがあるので、いつも家族みんなの顰蹙を買っているのだ(娘三人も負けてはいない)。

 

今回もいつものパターンだった。
しかもタイペイ101にぜひ行きたいと言っていたのは父で、みんな疲れていた夕方なのに、「ぜひ行きたい。
すぐ行きたい」と言うからわざわざ連れて来たのに、なんでそんな自分かってなの?!と思わずイラっとする私。
いや、イラっとどころではなく、疲れていたこともあり、ムカっときた。

 

思わず父に食って掛かろうとする私を、夫が「まあまあまあ」となだめて、その場をおさめる。
怒っている私にはまったく気づかず、父はさっさと帰る方向に向かうので、仕方なく早々に下りのエレベーターの列に並ぶのであった。
あんな高いお金を払って展望台まで来たのだから、もうちょっと満喫して欲しい。

 

ちなみに、本当は90階には屋外に出られる展望台があり、普段はそこも見学できる(前回の旅行記参照)。
90階の屋外なだけあり、天候の影響をもろに受けるのだろう。
今日は天気が悪く、見学できないということだった。
あの迫力を両親にも味わわせたかったので、残念。

 

タイペイ101の地下1階

 

帰りのエレベーターももかなり混んでいて、しばらく列に並び、時間をかけてやっと下まで降りる。
このまま帰るのはあまりにももったいないので、エレベーターを乗り換えて、地下1階のスーパーマーケットに寄り、買い物してから帰ることにした。

 

台北101地下のスーパーマーケット

 

ついでに、前回食べておいしかった台湾バナナを買って帰ろうとしたら、今日は台湾バナナが売っていなかった。
普通のバナナなら売っていた。
やはり収穫できる季節とできない季節があるのだろうか。残念。

 

ここでもお土産用のパイナップルケーキを売っているコーナーがあり、両親はお土産用にいくつか買っていた。

 

さて、ものすごく疲れていたしイライラしていたのでこのまま帰ろうかと思ったけど、今日は最後の夜なので、やっぱりこのまま帰るのはもったいなく、最後にタクシーで“士林夜市”にちょっとだけ寄ってから帰ることにした。
タイペイ101タワーに飽きて、さっさと帰るつもりだった父も、夜市には行ってみたいとまたまた乗り気(どこまで続くか怪しいが)。
ここから士林夜市まではけっこう距離があるけど、タクシーで行くことにし、地下1階のタクシー乗り場に向かった。

 

ところが、なんとタクシー乗り場も長蛇の列!タクシーがまったくいないらしく、時々戻ってくるタクシーを待って、こんな列ができているのだ。
台北の町は、タクシーであふれていて、暇そうなタクシーをよく見かける気がするので、こんな観光名所にタクシーが一台もいないことがとても不思議だ。
外にいくらでもいるだろうから、そこから呼んでくればいいのに・・・とまたまたイライラする。

 

かといってここからまた外に出て、タクシーを見つけるか電車で移動するかするのは、子どもたちが疲れきっていたし(私たちも)、時間ももうけっこう遅かったのでやっぱり大変だ。
ここでタクシーを待つのが一番いいだろうということで、私たちも列に並んで待つことにした。

 

子どもたちをどうにかあやしながら、しばらく待ち、やっと私たちの番が来たときは、本当に嬉しかった。
タクシーに乗り込み、ガイドブックで“士林夜市”を指し示し向かってもらう。

 

タクシーの後部座席で、授乳しながら向かう。
まだ道が渋滞していたらどうしようかと思ったけど、夕方みたいな混雑はないらしく、スムーズに進んだ。
タクシーは川に沿って走っていたが、川沿いの道は夜景がとてもきれいで、快適な夜のドライブとなった。

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