孔子廟の書道教室、お土産売り場

孔子廟へ

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8時半頃ホテルを出て、台北駅へ。
ここからMRTの淡水線に乗り、圓山駅まで行く(一人20元)。
とりあえず私たちもまだ行ったことのない“孔子廟”へ行ってみることにした。

 

圓山駅に着いたら、ちょうど駅の近くで花博をやっていたみたいで、駅からたくさんの人で賑やかだった。
ホームからは大きな会場も見えた。

 

台湾の花博会場

 

私たちは、花博をやっているのとは反対側の出口を出る。

 

圓山駅

 

出口の目の前には南国らしい大きな木が茂っている。
ここから大通りを渡って、大きな通りをまっすぐ10分くらい歩くと孔子廟に着くらしい。

 

歩いていると、頭上をものすごい迫力で飛行機が次から次へと通り過ぎる。
かなり近いところを飛んでいて、大きな飛行機が落ちてくるのではないかと思うほど。
どうやら台北市内にある松山空港がこの近くにあるらしい。

 

松山空港とは、たぶん日本における羽田空港みたいな存在。
で、私たちが今回使った桃園空港が成田空港みたいにちょっと外れたところにある空港。
最近羽田から台北へ行く飛行機が多くなり便利になったらしいけど、羽田発の飛行機はこちらの松山空港に着くものらしい。
成田空港発だと都心からちょっと遠い桃園空港に着くらしいので、都内に住んでいる人は断然羽田空港から出発したほうが楽なのだろう。
一度利用してみたいものだ。

 

飛行機に感心しながら大通り沿いを歩いていくと、10分くらいで孔子廟に着いた。
迫力のある派手な中国風の建物だ。
入り口のところには、日本人の団体客が、ガイドさんの説明を聞いていた。

 

門をくぐって中に入る。

 

孔子廟の門

 

孔子廟の中へ

 

落ち着いた感じの庭が素敵。
木々の間や池などの周りを散歩できるようになっていて、気持ちのいい雰囲気だ。

 

孔子廟の中へ

 

孔子廟の中へ

 

庭の横のほうから隣の公園みたいなスペースに出られるようになっている。
行ってみると太極拳か気功のようなことを練習しているグループがいた。
ちょっとした趣味というより、本格的な感じ。
なんか本場って感じがした。

 

台湾で太極拳

 

そこからまた孔子廟の中に戻る。
そして庭と本殿を区切っている立派な門みたいなところをくぐり、いよいよ本殿へ行ってみる。

 

孔子廟本殿

 

孔子廟で書道教室

 

門をくぐったところに、日本のお寺などでよくみかける、スタンプを押すところがあった。
台湾でも記念スタンプを押すのだろうか。
父は日本でこういうスタンプを押す趣味があるらしく、さっそくここに近寄っていった。

 

スタンプの前には、机と椅子が何列も並べられたスペースがあり、そこに何人かのスタッフらしき人たちがいた。

 

孔子廟の書道教室

 

その中に日本語をしゃべれる年配の男性がいて、ここで無料の書道教室を開いているから、私たちにもぜひ参加するよう勧めてきたのだ。
この日本語ができるおじさんは、ボランティアで書道教室を手伝っているとのことだった。

 

こんな学問の神様みたいな人が祀られているところでの書道教室とは、すごく貴重な体験だ。
面白そうということで、さっそく参加することにした。
父は今でも趣味で書道を習っているので、喜んで参加するかと思ったら、なぜか嫌がる。
意外にのりが悪い。
そういうところにまたいらっとする。

 

おじさんも熱心に誘ってくれるし、すごくいい体験になると思うので、無理やり私と一緒に参加させることにした。
母と夫は子どもたちの子守で見学。

 

私たちの他にもちらほら参加者が集まりだし、しばらくすると書道教室が始まった。
スーツ姿のおじさんがやってきて、どうやらその人が先生らしい。

 

孔子廟の書道教室

 

すぐ始まるのかと思いきや、まずはみんなで目の前にある本殿へお参りをする。
こういうところがすごく台湾人の信心深さをあらわしている気がする。
浮かれた気分ではいけない気分になる。
本殿の前に並び、マイクで何かをしゃべっている人に合わせ、みんなで参拝。

 

そしてその後それぞれ席に着く。

 

台湾で習字教室

 

思ったよりも参加者が多い。
どうやら日本人観光客も
ちらほらいるみたいだ。

 

先ほど私たちを誘ってくれたおじさんが、私たちにつきっきりで色々教えてくれる。
先生が前で見本の文字を書いてくれるのだが、好きな文字を書いたのでいいと言う。
せっかくなので、台湾人にとって縁起のいい字を書こうと思い、おじさんに聞いたら“喜楽”という字がいいのではないかという。
というわけでその字を書くことにした。

 

おじさんは、そのほかに面白い字も教えてくれた。
日本では見かけない文字。

 

台湾で習字教室

これの左端の文字です。

 

“孔子様と孟子様の教えをよく学ぶ”という意味らしく、確かに形がその意味を表している。
すごく面白いと思った。

 

孔子廟ではまさにこちらの文字のほうが合っている気がしたので、せっかくだから“喜楽”とこの文字の2枚を書くことにした。

 

台湾で習字教室

 

台湾で習字教室

 

私たちの世話を焼いてくれるおじさんは、ちょっと上品な紳士といった感じの人で、すごく優しくて丁寧なのだが、意外に言いたいことはズバズバ言う人だった

 

私が一生懸命書いていると、「あ、お父さんのほうが上手ですね〜(当たり前だ)」とさらっと笑いながら言う。

 

台湾で習字教室

父はお手本の4文字を写しました。

 

他にも私が中国語を少しわかるのに気づくと、「どのくらい勉強したの?」と聞くので、少なめに「2年くらい」と答えると、お腹をかかえて笑いながら「あなたの中国語は2年ではないでしょう。
それでは3ヶ月くらいのレベルだ」と、本当だからこそ悔しいことをズバズバ言うのだった。

 

2年といっても昔のことだし、最近は全然やっていないから・・・なんて言い訳しても駄目。
完全にバカにしてウケているおじさんだった。
まあ笑われても仕方ない。
悔しいからまた改めて勉強しなおそう。

 

とは言え、本来の目的の書道のほうは、思ったよりも満足のいく仕上がりに(私なりに)。
書いたものにスタッフの方がはんこも押してくれる。
これが本格的な感じをかもし出してくれていい感じ。

 

大失態を演じる私

 

一枚目のほうにだけはんこを押してもらったので、2枚目のほうにもはんこを押してもらうと思い、はんこのスタッフを探してウロウロしていたら、前の方の机に座っていた人の腕に私のお尻がぶつかってしまった。

 

「あ!」という男の人の声で振り返ると、そこには若くてかっこいいお兄さんが。
そしてお兄さんが固まっている。
なんと私がお兄さんの手にぶつかって、せっかく書いていた書道を台無しにしてしまったのだった!
これには真っ青。
ひたすら謝る。
しかも慌てて日本語で何度も。
お兄さんは台湾の方らしいが、苦笑いしながら日本語で「大丈夫です」と言ってくれた。
でもかなり一生懸命書いていたらしい習字を台無しにしてしまったみたいで、私は相当落ち込み、自己嫌悪に陥った。

 

しかもよく見ると、お兄さんは若くておしゃれでかなりのイケメン。
なんでこんなところにこんなかっこいい人が?と思うほどなのだ。
しかも私の失態も苦笑いで許してくれて、爽やかな好青年って感じだ。

 

その時はあまりの恥ずかしさに、そそくさと自分の席に逃げ帰り、しばらくおとなしくしていた私。
実はその時、この書道教室の様子をカメラで撮影している人たちがいて、この時は誰かが撮影しているな〜くらいにしか思わなかったのだが、あと「ハッ!もしかしてあのお兄さんはアイドルか何かで、もしやお兄さんの様子を撮影していたのでは・・・」と嫌な想像が頭をよぎるのであった。

 

台湾で習字教室(撮影現場)

 

台湾で習字教室(撮影現場)

 

もし私が考えたことが不幸にも的中したら、私の大失態ももしかしたらその映像に映っているかも・・・。
「ハプニング起きる!」なんて解説とともに・・・。
そうなったら私はものすごい恥をさらしてしまったことになる、どうしよう〜とあれこれ想像が膨らみ、本当かどうかもわからないのに冷や汗がどっと出てくるのであった。

 

まあ、そんな想像が膨らむくらい、お兄さんは垢抜けてかっこいい人だったということだ。
どうか私のつまらない想像でありますようにと願うばかりである。

 

そんなこんなでハプニングもあったけど、無事書道も終え、スタッフの人が書いた作品と共に記念写真を撮ってくれ、受付でお土産のお茶までいただいて書道教室は終わるのだった。

 

なお、スタッフの説明によると、このとき撮った記念写真は、この書道教室のHpにアップされるので、あとで見てくださいとのことだった。
日本に帰ってきてから見ようとしたが、探し方が悪いのか、結局この書道教室のHp自体探し出せず、見ることはできなかった。

 

孔子廟のお土産売り場

 

書道教室を終え、本堂をバックに家族一同の記念写真を先ほどの日本語ができるボランティアのおじさんに撮ってもらい、息子たちも飽きたようなので、そろそろ孔子廟をあとにすることにした。

 

庭の片隅に、小さな建物のお土産売り場があったので、ついでにのぞいていく。

 

孔子廟のお土産屋

お土産屋の看板。かわいい。

 

孔子廟のお土産屋

お土産屋の全景。

 

孔子廟のお土産屋

お土産屋には休憩できる椅子もありました。

 

ここでアイスを売っていたので、長時間終わるのを待っていてくれた息子に、ご褒美のアイスを買ってあげた。

 

孔子廟でアイス

 

孔子廟でアイス

 

この時はけっこう寒かったので、アイスと言う気分ではなかったけど、息子は大喜びで食べていた。

 

ここでショウロンポウのかわいいマグネット(150元)が売っていたのでお土産に買う。
それと台湾版の七福神みたいな神様がついたストラップがあり、すごくかわいかったのでそれも買う(150元)。
母も同じのを買っていた。

 

ただしこれ、日本に帰ってきて携帯につけたら、子どもたちが引っ張って遊んだこともあるけど、1日であっという間にマスコットだけ外れて壊れてしまった。
子どもがあそんだにしても、あまりにもあっけなさ過ぎる。
けっこう立派な造りに見えたけど、雑な造りらしい。
残念。

 

今でも書道を習っている父は、ここで筆をお土産に買っていた。
さすが孔子廟にあるお土産売り場なだけあり、書道関連のものをけっこう売っていた。

 

医療の神様のお寺

 

孔子廟を出て、そのまま駅に戻ろうとしたら、隣に医療の神様のお寺みたいなものがあったので、ついでだからそちらもちらっとのぞいていく。
台湾らしく、派手なお寺だ。

 

医療の神様のお寺

 

台湾や中国のお寺は、日本の神社仏閣にくらべ、すごく派手な感じがする。
それに今でも信仰を集めているのか、このお寺も線香がたくさんあげられていたり、活気があるものだった。

 

お寺の前では、おばさんが屋台で野菜や果物をたくさん売っていた。
あまりにもおいしそうだったので、思わず母と買ってしまう。
私はみかん2個(30元)、母はミニトマトたくさん(いくらか忘れたけど安くてたくさんだった)。

 

台湾の露店でミニトマトを購入

 

台湾の露店でミニトマトを購入

 

もしかしたらここではお寺にお供えするようのものを売っていたのかもしれないけど、私たちは子どものおやつ用に買った。
ホテルに帰ってから食べたら、みかんはすごく甘くておいしかったし、トマトも味が濃くて甘みも強く、すごくおいしかった。
息子もバクバク食べていた。

 

駅に戻り、またMRTに乗って移動。
台北駅で板南線(板橋線)に乗り換え、龍山寺駅へ行く(25元)。
駅名にもなっている、台北で有名な龍山寺という大きなお寺に行くためだ。

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