台北の龍山寺へ

龍山寺へ

スポンサードリンク

MRTの出口から、地下道がしばらく続いており、そこを歩いて龍山寺までいけるらしい。

 

地下道入口

 

地下道はお店が色々並んでいて、ちょっとしたショッピングセンターみたいになっている。
それほど人は多くなく、閑散としているが。

 

地下道

 

突然季節はずれのクリスマスツリーがまだ置いてあったりして、そのいい加減さが面白い。

 

少し歩いて地上にあがる出口を出ると、目の前に龍山寺の立派な門がある。

 

龍山寺の門

 

MRT出口の周りは広場になっていて、露店がたくさん出ている。
ぱっと見た感じ、食べ物屋さんが多そうだ。
この辺りからもうかなり活気があって、賑やかな雰囲気があふれている。
さすが龍山寺だ。

 

門をくぐって中に入ってみる。
中はさらに賑やか。たくさんの人で賑わっている。
ここは庭みたいなところになっていて、さらに目の前に本堂へ続く立派な入り口がある。

 

龍山寺

 

門や建物の立派で日本とは違う派手な造りにもびっくりだけど、庭の左側にある人工の滝にもびっくり!

 

龍山寺の滝

 

建物が派手なら、庭などの造りも派手だ。日本のお寺のわび・さびなどとは大違い。

 

それと庭の真ん中には、旧正月の飾り物なのか、派手で大きな飾り物がある。
飾り物の中をくぐって拝むところみたいで、順番待ちの列があった。

 

龍山寺

 

息子がくぐりたがったので、私たちもその列に並ぶ。
飾り物には、ちょこんとミッキーマウスもどきみたいなのがちゃっかり座っていたりするのがほほえましい。

 

龍山寺のミッキー?

 

しかも金ピカなのが台湾らしい。

 

くぐって息子も満足したので、いよいよ本殿への入り口をくぐる。
内部はさらに賑やか。
たくさんの人とたくさんのお供え物であふれている。

 

龍山寺

 

それに建物から何から何まで、とにかく派手。日本と同じ仏教寺院とは思えないほどの派手さだ。
タイなどともまた違った派手さである。

 

龍山寺

 

外国に行くと感じるけど、同じ宗教でも場所によってずいぶん変わるものだ。
それだけ宗教とはその場所ごとの影響を受けるものなのだろう。

 

たくさんの人の間を縫って、本堂の前まで進む。
人が多いので迷子にならないよう気をつけるとともに、龍山寺はスリがすごく多いというので、それも気をつけながら歩く。

 

それとこちらのお寺は長い線香を供えるらしく、長い線香を持っている人が多いので、子どもがぶつかるのではないかとちょっと怖い。
色々な意味で気を抜けないところだ。

 

お参りしているのは、若い人からお年寄りまで本当に様々。
中には変わった感じの木のかけらみたいなのを二つ投げながら拝んでいるような人もいる。
何かの占いもかねているのだろうか。
それに冷たい床に座り込んで祈る人もいる。
とにかく若い人からお年寄りまで様々な人が熱心に拝んでいる姿を見ると、日本よりも全体的に信心深い印象を受ける。
というか、生活に信仰がまだ根付いているといった感じだろうか。

 

熱心に拝んでいる地元の人たちを邪魔しては悪いと思い、ざっと見学させてもらい、日本流に参拝して早々に出口から出た。

 

出口は入り口とは違って、本道から見て右側の横のほうにある。
そこを大き目の道路に出るのだが、そこの道路もなかなか賑やか。
お寺に沿ってたくさんの提灯がかけてある。

 

龍山寺の提灯

 

そして道の反対側はたくさんのお店が並び、こちらもアジア的な賑やかさがある。
日本ではもうあまり見られなくなってしまったこの活気に、両親も大喜び。
私たちも龍山寺に来たのはこれが初めてだったけど、外国人ばかりの観光地よりも、地元の信仰の場となっている龍山寺にもっと早く来るべきだったかもしれない。

 

龍山寺前の広場

 

お寺に沿って歩き、龍山寺目の前のMRTの出入り口がある広場に戻る。
ここには大きな噴水がある広場で、露店がいくつも並んでいる。

 

龍山寺近くの露店

 

どんなものが売っているのかちょっとだけのぞいてみる。

 

お茶や干した果物、お菓子などを売っているお店が多い。
ちょっとのぞこうと思っても、試食をかねた声賭けがさかんにかかる。
あまり欲しいものはなかったので、ささっと見るだけ。

 

その広場の近くには、賑やかな町が広がっている。
狭い路地にたくさんの小さなお店がごちゃごちゃ並んでいて、それがアジア的な混沌とした雰囲気ですごく良い。外国に来た〜って感じ。

 

龍山寺近くのアジア的な街

 

龍山寺近くのアジア的な街

 

私たちが台北で今まで見た中で一番アジア的な雰囲気だった。
台北にはこういうところはもう残っていないのかと思っていた。

 

最近日本の都心などでは再開発が進み、おしゃれな高層ビルのショッピングセンターなどがどんどん建っているが、台北でもタイペイ101タワーなどが建てられているから同じような状況なのだろうか。
だから、こういうおしゃれな最先端のショッピングセンターなんてなんのそのって感じの、昔ながらの独自の路線をいっている町並みを見ると、なんだか嬉しくなる。

 

おしゃれな最先端のショッピングセンターを人に例えると、今流行りのセレブ系アンチエイジング美女って感じで、昔ながらの活気ある独特の町並みは、流行には無頓着で自分の人生を突っ走っている感じの人ってイメージだ。

 

私はおしゃれできれいなのもいいけど、やっぱり町も人も独自路線をいっている人のほうにすごく惹かれるな〜って思うのだった。

 

保健師学校に通っているときもそう思ったものだ。
周りには夢を追いかけて突っ走っている人が多く、その時も、ゴテゴテと外側だけを世間の流行にあわせて飾り立てている人よりも、自分の人生を一生懸命生きている人って、本当にきれいだな〜って思ったものだ。

 

町に話を戻すと、そこには小さな食堂がたくさんあり、ぜひともこういうところでご飯を食べてみたかったけど、まだ子ども小さいので今回はやめておく(衛生面がちょっと心配?)。
私たち夫婦だけだったら、絶対ここでご飯を食べていただろうな〜。
魅力的な町の雰囲気だった。

 

もうちょっとこの辺の町並みを楽しみたかったけど、息子が疲れたのとお腹がすいたので駄々をこねだし、確かにお昼を過ぎていたので、早々にお昼を食べに移動することにした。
今日のお昼は鼎泰豐(ティンタイフォン)というお店で食べることに決めていたので、またMRTに乗って移動することにした。

スポンサードリンク

たび猫の子連れ台湾旅行記・目次

台湾旅行1日目

台湾旅行2日目